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ネオニコチノイド系農薬とミツバチ

昨年12/07の記事で、ネオニコチノイド系農薬とミツバチについて書くと宣言してから早2ヵ月以上。

「年末年始はバタバタしているから」という言い訳も、そろそろ苦しくなってきたので更新することにした。



ミツバチのCCD(蜂群崩壊)にネオニコ農薬が関係しているのはほぼ間違いない。
しかし、何人かの専門家がそれだけではない可能性を示唆しており、門外漢の私が「CCDはネオニコが原因」と言及するのはいささか早計と思われる。

だからここでは、ミツバチのCCDの原因と言われるファクターを紹介するにとどめたい。


まず、ネオニコ系農薬は、虫の神経を興奮状態にしてダメージを与える。
ミツバチは、夏になると水をよく飲むので、水田や用水路から農薬成分を体内に取り込んでしまう。
その結果、大量死したり、異常行動が増えて蜂群を維持できなくなる。


次に、問題なのは過酷な労働条件。
これは日本よりも、海外の大農場で問題になるようだ。

以前、米国のアーモンド畑の巣箱を映像でみたが、原野にズラーっと並べられていた。
ミツバチは高温を嫌う。というより、巣内が40度を超える環境では生存も難しくなる。
また、蜜源までの距離も営巣の大事な条件。

このように考えると、米国アーモンド畑のミツバチたちは、かなり過酷な条件で飼育されており、逃去するのも致し方ないと感じる。


最後に、まだ充分な研究が行われていないが、抗生物質耐性菌の影響も噂されている。
慣行のミツバチ飼育では、病気予防に抗生物質を与えるが、近年、これが効かない耐性菌が出現しているらしい。
人間でも院内感染が問題になっているが、同様の事態がミツバチ飼育の現場でも起きている可能性が高い。


この他、気候変動による生態系や蜜源の変化を指摘する声もある。


いずれにしても、ミツバチには住みにくい世の中になっている。
いやミツバチだけではない。
おそらく、すべての生き物が住みにくくなっている――それが現実なのかも知れない。


高橋勉

2012.02.16 10:01 | ミツバチは花が好き | トラックバック(0) | コメント(0) |

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