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今治の養蜂2

前回、巣箱の形態的特徴から、今治で行われているニホンミツバチ養蜂は、一般的な近代養蜂とは違うと書いた。
今回はその続き。


まず近代型のニホンミツバチ養蜂では、蜂蜜を採る際に、3~4段に重ねた「重箱型の巣箱」の最上段だけを切り取る方法で行う。
この方法であれば、ミツバチ群は残った蜂蜜で冬を越し、翌春ふたたび勢力を取り戻すことができる。


一方、今治でみた巣箱のほとんどが「胴型」と呼ばれるタイプで、構造的には単なる四角柱である。
この胴型の巣箱から採蜜する場合は、巣を全摘することになる。平たくいえば、巣をすべて壊してしまうわけだ。
当然、ミツバチは冬を越す家も食料も失い全滅することになる。

こういう話をすると、「ミツバチが可哀相」と言う方がいるが、それはまったく当たらない。
養蜂は、畜産の一種であり、家畜として利用するのであれば、これは当然の行為である。


胴型の巣箱で養蜂が成立するということは、つまり、今治の自然が豊かでニホンミツバチがたくさんいることを物語っている。
実際に、かの地でニホンミツバチを飼っている方は、「分蜂群の捕獲なんかやらない。空き箱を置いておけば入るからね」と仰っていた。

近代養蜂とはつまり、天然のニホンミツバチが減少する中で、生まれた技術なのではないか?
ふと、そんな気がした旅だった。


Tu

2012.07.03 17:53 | ミツバチは花が好き | トラックバック(0) | コメント(0) |

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