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福島訪問レポート3

最終日は、墓参りをしました。

先祖の墓は、田んぼの真ん中にあるので、地震で墓石が全部崩れてしまったそうですが、修理されていました。
親戚の家も瓦の被害がひどかったようです。今は修理済みです。
家の中は、ふすまが傾いたせいで、動かなくなっていましたね。

納屋の瓦はまだ修理できていませんでした。
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当初、福島の人たちは不安にかられて精神的に大変だろうなぁと思ったのですが、まったく逆でした。
福島の方たちはたくましいです。妊婦で臨月のいとことも会いましたが、不安になりすぎることのほうがよっぽど体に悪いということで割り切っていました。
放射能による健康被害が出ているという話も聞きますが、風評に近い情報で根拠がはっきりしません。

地元より、遠方の地域の方が気にしすぎる嫌いはあるようです。そういう意味で放射能はやっかいだと思いました。

9月19~20日にJONA主催の次代の農を考える会を行います。青森県六カ所村の風力発電所と原燃PRセンターを見学し、今後のエネルギー問題について考えます。参加者募集中です!!!!!

以上で福島訪問レポート終わり。

2011.08.19 14:06 | 次代の農を考える会 | トラックバック(0) | コメント(0) |

福島訪問レポート2

次の日は、会津若松にある有機農家「あいづ有機農法生産組合」を訪問しました。
私の親戚も農家(兼業だけど)をやっています。有機農業のことを全然わかってくれないので、一度現場を見せてあげたいと思っていたのです。

会津は、福島第一原発からは離れているので普通に暮らすには、ほとんど放射能の影響はないはずなのですが、福島県というだけで不安がられてしまうそうです。
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米も有機農業でやっています。雑草の管理が大変なんです。親戚は、茎の分けつ具合が一般栽培と違うと言っていました。

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ナス畑にネギ畑。いずれも立派でした。

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圧巻だったのはここ。山道をひた走り山の奥のほうに突然開けた土地にピーマンとキュウリの畑が広大に広がっていました。
キュウリをもいで食べさせてもらいました。味が濃くておいしかったです。日本の有機農業は狭い土地で、細かく手間をかけてやっているってイメージだったので、びっくりしました。

写真には無いですが、ミニトマトも栽培していて、それがとてもおいしかったです。

野菜が美味しいのはもちろんですが、すごいのは、ここの農家の方達です。成功と失敗を繰り返しながら、自分にあった作物、土地にあった作物、季節にあった作物を試すなど、不断の努力をされておられました。尊敬します。また、それを楽しみながら実践されているのを感じました。有機農家には特に観察力が重要だと思いました。あいづ有機農法生産組合の皆さん、風評被害に負けずにがんばってほしいものです。
(あいづ有機農法生産組合の方も8月26日に行う「JONA・放射能汚染に関する意見交換会」にご出席いただきます。)

2日目終わり。

2011.08.19 14:00 | 次代の農を考える会 | トラックバック(0) | コメント(0) |

福島訪問レポート1

事務局・遠藤からのレポートです。
もうお盆前のことですが、福島県に行ってきました。

両親の実家が本宮市(郡山市の北)なので、毎年1回くらい行っている私にとっては第二の故郷です。


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車で海岸沿いの道を使って行きました。ここは、いわき市の海岸から覗く北方面の景色。
たぶん、この先に福島第一原発があるんだと思います。

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三春町にあるダム湖。とってもきれいな風景だけど、放射線量は高いのでしょうか?
知らなきゃ気にならないだけに、見えない恐怖なのでしょうね。


一日目に目指したのは、福島県農業総合センターです。ここでは、福島県の有機認証業務に加え、有機農業を普及するための活動を積極的に行っています。

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とても立派な施設でした。5年ほど前に建てられたそうです。

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有機農業の普及を専門に行っている部署があります。
うらやましいです。JONAでも、普及活動専門の部署を作ることができるように頑張らなければ。

有機農業の実験圃場もあって、そこも見学させてもらいました。
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厳重に周囲が防風ネットに囲まれていていました。ちょっと高台にあるうえに防風ネット。厳重すぎるような・・・。

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有機農業では堆肥の施用が基本なのですが、施肥効果を望むには大量に投入する必要があるので労力がかかります。それを軽減するには、マメ科植物を栽培してすき込むのが効率的であるとわかったそうです。


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↑↑この印はなんでしょう?

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定期的に放射線量を測定している定点だそうです。ガムテープに「モニタリング」って書いてあります。


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放射能汚染は福島県にとって特に深刻な問題です。除染技術の研究も行っているようでした。
農作物や水産物の放射能の分析もここでやっていて、分析機フル稼働とのこと。それでも足りないからさらに分析機器を増設するそうです。1台2000万円程するといわれる高価な機械です。最近は、基準値オーバーは無いとのこと。今後も出ないことを祈ります。
福島県と言えば桃です。私の大好物なので食べられることがわかってほっとしました。


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施設の通路は、つい数週間前まで避難所になっていたそうです。そんな状況で仕事しなきゃいけない環境って、働くほうも辛かったと思います。


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見学させてもらったあとは、すぐ近くにあるアサヒビールのビール園に行きました。ジンギスカン食べ放題、ビール飲み放題。この工場も被災して、つい最近、再開したそうです。
工場は未だ稼働していないようです。
福島の友と飲み語り合いました。

一日目終わり。

2011.08.19 10:17 | 次代の農を考える会 | トラックバック(0) | コメント(0) |

被災地レポート!

東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

事務局・遠藤秀和からのレポートです。
ゴールデンウィークの3日間を利用して被災地に行ってきました。

私が行こうと思ったきっかけは、仙台にある有機JAS登録認定機関の環境保全米ネットワークの事務局長の高橋芳道さんと会い被災状況を生の声で聞いたことです。もちろん被害の状況はテレビや新聞、インターネットで見ることもできます。義援金を送ることもできます。しかし、被災された方を目の前にした時、私ができることは行くことだと思い、芳道さんに連絡を取り手伝いに行く決心をしました。

私は芳道さんの出身地の石巻市に行きました。今回の震災の死者・行方不明者が合わせて約4700名と多い地区です(5/5調べ)。
被害にあった芳道さんの実家と親戚の家の片付けを手伝ってきました。
実家の方は、海から10km以上離れているにもかかわらず津波が押し寄せたそうです。津波での直接的な被害はなかったとのことですが、家の近くの ガードレールが瓦礫を遮る役割をしてくれたので被害がでなかったとのこと。間一髪だったみたいです。こんなところまで津波が来たなんて想像を絶します。
テレビなどの映像を見ていたのである程度の覚悟はできていたのですが、実物を見て被災者の方の声を聞くと身にしみて被害の甚大さを感じることができました。

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石巻市街の瓦礫はだいぶ撤去されていました。街中のいたるところに瓦礫が積んでありました。

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まだ停電している地域もありました。信号が消えています。


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ごみの一時保管置き場です。ここに芳道さんの親戚の家から出たゴミを捨てに行きました。分別して積まれています。上の写真から、自転車、畳、その他ごみ、材木、家電です。
この日は、町中が磯と腐敗したものが混ざった臭いが漂っていました。マスクが必要なほどです。
芳道さんの親戚の方は、「黒くて臭い津波が来た」と言っていました。恐らく海底や川底のヘドロを巻き上げて流れてきたのでしょう。
これからもっと暑くなると衛生面の問題が出てくるかもしれません。


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自衛隊のベースキャンプもいたるところにありました。

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日本製紙㈱の工場です。ここは海のすぐ近くにあります。貨物線の線路がぐにゃぐにゃになっています。変形した貨物もあちこちに散らばっていました。
石巻の産業は、この製紙会社と漁業なのですが、その両方とも津波で失ってしまい本当に復興などできるのだろうかと地元の方は不安を感じているようでした。


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こちらは石巻高校です。石巻市の一番の進学校ですが、避難場所になっています。

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ここは、石巻市の高台にある日和山公園から見た景色です。漁業エリアが壊滅状態なのがわかります。

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同じく日和山公園の写真です。桜の名所ですが今は被災地を一望できる場所として知られています。
近くには、火葬しきれない死体を土葬している墓地もあります。
ふるさとの町の悲惨な姿を見て呆然としていた芳道さんの顔が忘れられません。


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こちらは、農地。田んぼにも家電やら瓦礫がいっぱい入り込んでいました。さらに海水が浸み込んでいるので、ごみを取り除いただけでは使えない状態です。

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生徒・先生の大半が津波の被害に遭った大川小学校の近くにも連れて行ってもらいました。対岸が大川小学校のあるエリアです。橋の一部も流されてしまっています。

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ここは仙台に近いところにある多賀城市です。芳道さんがお住まいのマンションの前には仮設住宅が建設されています。

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仙台駅からそんなに離れていない場所にも津波は押し寄せたそうです。いたるところにゴミの仮置き場がありました。

関東では、もっぱら放射能が話題となっていますが、津波の被災地はそれ以外にも多くの問題を抱えている状況です。芳道さんの親戚の方は、「頑張れって言われるけど、どう頑張ればいいのかわからない」と言っていました。
しかし、片付けを終え別れ際に私は「頑張って下さい」と言いました。やっぱり私にはそれしか言葉が思い浮かびませんでした。また笑顔で暮らせることを願って。


帰ってから思ったことですが、この衝撃を伝えることはなかなか難しいです。写真や文章で説明したところで所詮は遠い地域の出来事なのかもしれません。それでも少しでも多くの人にこのことを伝えていきたいと思っています。



他にもたくさん知ったこと・感じたことがあります。書ききれないので箇条書きで記しておきます。
・新幹線から覗く景色で驚いたこと。仙台に向かうまでの全ての地域で、瓦屋根の損傷が見られた。ブルーシートだらけだった。そのことから被害地域の広さを感じた。
・石巻にある大手の合板工場も被災したため、仮設住宅の建設も遅れているとのこと。
・震災時、関東では自転車が飛ぶように売れたが、宮城では中古車が売れている。津波で流された車は14万台に及ぶという。
・ホームセンターや家具屋が忙しそうだった。流された家具の購入ニーズと次の地震への備えの需要増しだと思われる。
・三陸自動車道の渋滞はあった。沿岸の鉄道は未だ復旧の予定がたっていない。
・津波の被害では、第1波の後、戻って第2波でやられてしまった方が多かったそうだ。芳道さんの農家仲間も1名亡くなった。
・ボランティアは歓迎されることだが、事前にどこが何を必要としているのかを調べておくことが大切。ボランティアセンターに行けば宿も用意されていると思ったら大間違い。
・農地は、がれき除去の他、除塩の問題、パイプラインの問題がある。パイプラインについては水を引いてみないと損傷しているかわからないのでこれから実態が明らかになる。もし壊れている場合は、復旧できなければ田植えが間に合わない。
・田植えができたとしても放射能汚染の心配がある。農業にまつわる不安は尽きない。



2011.05.10 14:21 | 次代の農を考える会 | トラックバック(0) | コメント(0) |

10/5 第5回 次代の農を考える会(紅茶セミナー)の様子

さて、遅ればせながら、過日9月10日(金)午後から開催した、次代の農を考える会(U-39)『紅茶で世界の旅をしよう!!」の模様をお伝えします。

「次代の農を考える会」 この会はこれからの農を担う世代が、横のつながりを持つきっかけ&それぞれの活動や思いを共有・共感するためのプラットホームです。

今回は紅茶のおいしいいれ方を学びながら、でしたが、有機の生産現場、さらに有機農業に関わる現実に目を向け、様々な立場から意見を交わすことで各現場での課題等について情報を共有しよう、持続的に開催をしてゆこう。という会です。

前半パートの紅茶セミナーは、JONA会員企業である三井農林株式会社から講師をお招きし、紅茶の基礎知識説明から、リーフティーのおいしい淹れ方の実習までおこなってくださいました。

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(紅茶の基礎知識と産地のビデオ上映)


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(ずるずるっ・・フムフム・・9種類の紅茶をテイスティングしました)


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(おいしい紅茶のいれ方を教えて頂きました)


また後半の、オーガニックに関する座談会・ディスカッションでは、あらかじめ予定された時間では足りなくなるほどに、皆様方の「想い」をお話しくださり、「もっと時間があったら!」とのお声を多数いただきました。


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(ゲストスピーカー ㈱野菜くらぶ 毛利様)



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(ゲストスピーカー ㈱イヌイ・パティスリーポタジエ 山本様)


今回も参加者全員が講師・ゲストスピーカーの皆様方のお話に触発されたのか、散会後に続いて開催された懇親会の場においても活発な意見や質問をおよせくださり大盛りあがりでした。ご参加くださいました皆様方、支えてくださっている皆様方へは改めてお礼を申し上げます。

JONA事務局としては、国内外を問わずに今後の有機農業に関わる動きに注目をして、当企画に適時反映をさせてまいりたいと考えます。皆様からのご意見、ご要望を事務局へお知らせ下さい。





2010.09.29 14:44 | 次代の農を考える会 | トラックバック(0) | コメント(0) |